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闇の子供たち (幻冬舎文庫) 梁 石日 ★★★★★

闇の子供たち (幻冬舎文庫)闇の子供たち (幻冬舎文庫)
(2004/04)
梁 石日

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この本を手にした切欠は、何かの紹介で目にした、「まず知ることから始めよう。」という一説でした。自分に何かできるかとかそういう事ではなくて、まず、同じ地球上で何が起こっているのか知る事の重要性を、そこでは説明していました。

幼児売春、臓器売買、人身売買。活字を見ただけでも、体の中での拒否反応を感じる事ができます。ただ、その活字の裏側を知らなかった私としては、この本を読むまでは、その真意を知ることはありませんでした。 この小説は、あくまでフィクションでありますが、実際読み進めていくと、これは、真実なのだろうかと思う部分が多々あります。内容は、幼児売春部分も含めて、非常に具体的に、そして生々しく描写されています。 その現実から目を背けたくなり、本を閉じてしまう事も幾度とありました。 限りなく、ノンフィクションとして受け止める必要があると感じる一冊だと思います。

「闇の子供たち」は、タイを通して、上記の問題点について、被害あっている子供達、斡旋している組織と、その救済を目的に活動しているNGOの視点から主に書かれています。 複数の視点から描写されることで、問題の全体構造が明確になるだけではなく、これらの問題が、日本人にとって、非常に身近な問題であるということも理解できました。

読み終わって思うことは、改めて、知る事の大切を再認識した事です。

被害にあっている子供達は、欧米や日本など金銭的に裕福な国の児童性愛者(ペドファイル)の、性的道具として扱われております。 また、売春だけではなく、そのような国の子供達への臓器提供の対象になったいます。 子供達は、生きたまま臓器売買のために殺される現実があります。つまり、資本主義をリードしている外貨のつよい国の人間が、貧しい国の人間を低価値のものとして、命を物として、利用しているのです。 

「闇の子供たち」は、何も知らない状況で親からブローカーに売られ、直ぐに性的商品として扱われ、病気になればゴミとして捨てられ、時には健康な状態で、臓器提供の為に殺されていきます。

では、この事実をしった私は何ができるのでしょうか。

まず、更に知る事を行いたいと思います。その上で、このような問題を解決するためにどのような取り組みがなされているのかを知る事です。 本の中では、現場で活動している人たちが常に、金銭的に厳しい状況で活動しているという状況がありました。自分自身では中々直接的なアクションを起こすことができなくても、実際に頑張っている人たちをサポートすることはできるのでは思います。


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こころ 夏目漱石

こころ (新潮文庫)こころ (新潮文庫)
(1952/02)
夏目 漱石

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夏目漱石の後期三部作の終局をなす秀作と説明されている「こころ」であります。

登場人物は、私、先生、両親、親友、居候先の奥さんとお嬢さん+私の親族。
主は、私と先生ですが、先生の気持ちを理解するのは、私も含め現代人には正直難しい部分があるのではないでしょうか。

「こころ」は、
先生と私
両親と私
先生と遺書
の三部構成になっています。
 私に関しては、若い学生が年上の人間に興味をもち、その人の事と知りたいと思う欲求が出てくること、また、自分知らない世界に対して、自分なりの意見をぶつけてみたいと思うのは、時代に関係なく起こることだと思います。今でも、本当に正しいことと、社会的に正しいこと、常識的に正しいこと違います。つまり、常に事勿れ主義の中にある大人たちの正義は、子供達のそれとは異なっていて、その為、「なぜ」ということがその間で議論されます。ですので、私が、いろいろな場面で、先生に対して真意を求めていくということは、十分理解できる内容でした。
 両親に関しても、田舎での親の体面という部分で、両親の気持ちには同調はしないが、理解はできます。つまり、自分の子供も対して、お金を掛けて、学校に通わせたのだから、それなりの職業なりについてもらわないと困るという気持ちは、やはり持ってしまうものなのかなあと思います。これは、田舎ものであれ、それなりに社会的な地位がある人であれ、どういう立場でも、どの時代でも、発生しうるものだと思うからです。
 で、最終的に先生に対してですが、彼が結局自分を常に追い込み続けたのは、自業自得の結果だと思います。自分で親友を自分の世界に連れ込み、その友人と居候先のお嬢様の関係に勝手に嫉妬し、親友がお嬢様に気があり、本気悩んでいて、相談を持ちかけられた末に、親友に相談もなしに結婚を申し込み、親でる居候先の奥様に承認される。そして、それを知った親友は自殺する。もちろん、自殺した親友が先生を恨んでの自殺なのか、自分自身を責めての自殺なのかわかりませんが、正直、人を裏切った最悪の行為だったと思います。また、結果、自分自身も自殺をしてしまう。そして、親友を裏切ってまで手に入れた相手を、結局幸せにするところか、最悪の状況に突き落として自分は勝手に去ってしまう。 もちろん、この明治の時代背景というものが色濃く反映されているのでしょうが、それでも、先生の終始にわたる対応は、よろしくありません。この前提には、人を信じる事ができなくなった、つまり信じていた叔父に裏切られたが為にということが、常に先生自身の考え方に関連してくるとの事ですが、それも言ってしまえば、自分勝手な被害妄想だし、結局彼自身の考え方が幼かったのではと思います。

余り難しい事はわからないので、この本の背景にどのように夏目漱石の思いがあったのかは、別途調べてみたいと思いますが、どうも、気持ちがすっきりしない感じがしています。





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模倣犯全5巻 宮部みゆき

模倣犯1 (新潮文庫)模倣犯1 (新潮文庫)
(2005/11/26)
宮部 みゆき

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いらっしゃいませ。
実は、パソコンが故障しまして、8日間たった今日、やっと帰宅しました。

さて、本日紹介する本は、私の大好きな著者宮部みゆきさんの傑作のひとつ模倣犯です。
全5巻の長編作は、加害者である模倣犯の青年、被害者、その間にいきる人々をいろいろな角度から捕らえた作品です。次のページをめくらざるを得なかったこの作品には、作品にひきつけられる面白さとは別に、非常に虚しく、そして悲しい何かを、心の中に埋め込まれる気がしました。実際、忘れていくのでしょうが、事ある毎に私に語りかけてくるのではないかと思うその何かは、今日の社会に通じているものだと思います。

自己中心的で、ゲームのようにしか現在の世の中を考えられない人たち。でも、それは他人事ではなく、常に自分の周りに存在するものとして認識しなければならないようです。
只、自分も含め、この本を読んだ人々が、いろいろな立場の人間を仮想体験した上、目指すべき方向性というものに気づき、良い意味で周りを巻き込んでくれればと強く願います。

ちょっと、重い話になってしまいましたが、是非、読んで頂きたいです。
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村上春樹 ノルウェイの森 上 下(講談社文庫)

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)ノルウェイの森 上 (講談社文庫)
(2004/09/15)
村上 春樹

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村上春樹は、私にとってHaruki Murakamiというイメージが強かった。恥ずかしながら、3年ほど前まで、あまり本を読んでいなかった私は、彼の名前も、外国人に有名は日本人という認識だった。
その上では、国際人としての日本人は、Haruki Murakamiを語れないといけないという気持ちが強かった。



The Beatles Norwegian Wood
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